魚の中の魚

魚がお好きな方はもうご存知かもしれませんが、多くの魚の中には魚がいます。それは「鯛の鯛」と言われています。魚の胸びれとエラの間くらいの場所(下の画像の緑で〇した辺りです。) にある骨なのですが、魚の形をしているんですよ(^^)

   ジャ~ン!!!これは金目鯛の鯛の鯛です。金魚みたいで可愛らしいですね♫  目も付いていますがこれも最初から開いています。

この、鯛の鯛ですが、胸びれをよく動かす硬骨魚からとれるそうです。鯛の鯛というくらいですから真鯛にももちろんついていますし、アジやヒラメ、ブリやマグロ等にもついています。

鯛の鯛は鯛の中にある鯛ということでさらにめでたいと、江戸時代頃から縁起ものとして喜ばれていたそうです。稲取では金目鯛が昔から縁起物の魚として親しまれており、金目鯛の鯛の鯛をお財布に入れておくとお金が入るというありがたい言い伝えがあります。ただ、魚の骨なのでそのまま財布に入れるとポロポロに崩れてしまうという現実が・・・(^^;                     そして、鯛の鯛はエラの骨等とくっついていること、そして、薄くもろいつくりなので非常に採取し難かったりしますので余計にありがたいものなのかもしれません。(こんなに採りにくいの、金目だけかな・・・)

稲取で金目の煮つけを召し上がる機会があった時にはぜひ探してみてください(^^)そして、鯛の鯛が付いているエラの骨付近の金目鯛のホホ肉?は(稲取弁で「ほおべっけ」と呼んでいます。) すごくおいしいですよ♫

↓こちらはアコウダイの鯛の鯛(左)とアコウダイ(右)海の中のアコウダイはイケメンですね♫

 

魚によって鯛の鯛はさまざまですね。実に面白いです!

鯛の鯛コレクションしようかな・・・☆